「思いを持つこと」
「思いを持つ」ってこんなに日常に作用すんやなーと実感する日々。
自転車で走る日程で少しキツイかもだけど、やってみようと決めてトライする。誰かのために料理をする。丁寧に過ごすことを心がけて、ひとつひとつをこなしていく。ありのままの心で誰かと接する。こんなひとつひとつ。
昨日はいい1日だった。長かったメキシコにさよならを告げベリーズへ入国から一気に首都までの160km超を走りきる。タイムリミットは仲間が滞在するキーカーカー島への最後のフェリーが出る17時30分。気合いが入る設定だ。
しかし、朝起きたら本降りの雨。どうもしばらく止みそうにないが、止むまで待ってたらとても予定時間に間に合わないので見切り発車。ベリーズの国境では思いつきで、facebookのLIVE中継をしながら見てくださっている方々とともに、ベリーズに入国した。おもろいやんこれ。
笑顔でまた走り始めるも本降りの雨だ。こんなときにも思いは作用する。だいじょぶ。濡れても。今晩はまた宿に泊まれる。大丈夫。思いっきり走ろう。そう思って走った。
パンクをした。えーこんなに気合いが入ったタイミングでパンクかー、となりそうなときに切り替える。ネタやネタ。アホ顔して写真撮って笑ってもらおう。そんなことしていたら、だいじょぶかーってベリーズのジャマイカ系の兄ちゃんが声をかけてくれた。
ご飯を食べる余裕もないのでちょっと休憩でクッキーとポテチを摘んではまた走る。
よし、先が見えた!と思ったタイミングでまたパンク。雨の日は特に針金を拾いやすい。
この2度目のパンクをさらにネタにするために写真を撮っていたら、また魚釣りをしていた兄ちゃんたちが心配してポンプを持って様子を見にきてくれた。ありがとうすぎるよありがとう。
こんなことがありながらも、ほとんどネガティブ思考にならずにベリーズシティまで160kmちょいを走りきった。最後にご褒美にコーラを飲んで、店のおっちゃんとはなしをしていたらポテチをいただいてしまった。
フェリーに乗ってキーカーカー島に到着すると仲間が待ってくれていた。あったかいシャワーで疲れと泥を落として、洗濯をして、みんなでご飯に出かけた。目当ての店が開いてなくてもお構いなし。みんなでいるこの時間がええんやんか。最終的には、おいしいところにたどり着いて満足して帰ってきた。
ネガティブにとらえるなら今日は運が悪かった。
けどそれらのときに起こったことは全部誰かの善意につながった。
声をかけてくれたにいちゃん。ありがとう、だいじょぶやからねーって伝えたら
「ベリーズイズグレート!」言うてにっかり笑って帰っていった。
昨日1日をこうして振り返るだけでも、そのことが見えてくる。
思いがあれば、少しのことなら嫌な気持ちになるちょい手前で方向修正ができる、ほんでそっからおもしろいことになったりする。
この思いはどっちかというと、自分だけじゃなくて、顔の浮かべられる誰かもいたらいいなと思う。
同じ旅をしているようで、最近はこんな実験から気づくことがたくさんある。
目標って「結果」ではなくて「思い」として自分に起こる出来事や、それに対する自分の気持ちに作用してるんじゃないかと思う今日この頃。
もーすこしこの実験は続くと思う。だって楽しいもん。
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