恐らくここ世界遺産の町オアハカでゲストハウスを営む日本人ご夫婦は、
僕のこの発言にビックリしたことだろう。(いや、世間知らずと思われたことだろう)
なんと僕がやってきた週の週末から、ここオアハカの1年でも一番と言ってもいいほど
盛り上がるお祭りがはじまるのだ。
(あとで調べたらメキシコを代表するお祭りのひとつだそうな)
これを見ずしてオアハカを去るわけにはいかない。とちょっと長めの滞在となった。
おかげで福島とのLIVE授業も実施できたし、今後のユカタン半島、キューバについても
長く中南米を旅されているバックパッカーのみなさんに教えてもらうことができた。
宿泊した「たなばた」は、去年の12月にできたばかりの日本人夫婦が営むゲストハウス。
僕は仲間の中南米をひとりで旅したサイクリスト摩耶ちゃんに教えてもらってやってきた。
宿のオーナーのシゲさんも元サイクリストでアラスカからグアテマラまで旅をしたそうな。
ホスピタリティあふれるばかりでなく、夜ごはんも日本食でとっても美味しい。
そして僕にはとっても嬉しい看板犬のだんごがいて、毎日一緒にボール投げで遊んだ。
と、ソカロ広場を中心として石畳の道路とヨーロッパのような建物、教会が広がる
とっても素敵なオアハカを満喫し、滞在最終日の金曜日はゲラゲッツァのパレードに出かけた。
通りの向こうから演奏隊のドラムやトランペットの音が聞こえてきた。
さっきまで道いっぱいに広がっていた観光客はみんな道路脇に分かれパレードを見守る。
色とりどりのドレス、頭の上には1mはありそうな花飾りを載せた女性達が演奏に合わせ
クルクルと回って踊る。音楽もメキシコ風の踊り出したくなる感じ。わーすげー楽しいかも!
パレードと一緒に道路脇の観客も大移動。通りをずっと歩いて中心部のソカロ広場で折り返し。
そこからサント・ドミンゴ大聖堂の前までパレードは続く。
うわ〜、あんだけ踊って歩いたら大変やろうな〜。
とパレードと一緒に終着点まで歩いたのだけれど、ここからが楽しかった。
もう終わりかと思っていたら、演奏隊がメインの踊りの音楽を全て終えたあとで、
即興の音楽を奏ではじめた。その音楽に乗っかって、頭の花飾りを下ろしかけていた女性達が
また踊り始める。今度はさっきまでと違ってアップテンポ。
演奏隊、踊り子さんたちのがんばりに観客も拍手で応える。
とってもよい時間だった。ありがとう。
オアハカの日本人宿たなばた
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