DAILY LIFE

 

旅をする理由。

じつは、数ある質問のなかでも苦手な質問のひとつだ。

相手はおそらくシンプルな答えを期待しているだろうし、僕はそれを知りつつ

複雑な思いを抱えることになる。

ごめんなさい。結構その場で納得してもらえる答えを話すこともある。

 

なぜならやっぱり「ひとつ」であらわすことができない。

意味を見出しているからこそやっていることばかりでもない。

 

やると決めて、もしくは何かに突き動かされたようにやって、

ときどき「うわ!」とやってくることがある。

それをやる意義や意味のようなものが。

もしくは、じんわりと「あーいまいい感じだ」と思ったりする。

 

ドカンと来たり、じんわり来たりするのだけれど、その旅の意義や

旅をする理由のようなものは、ずっとそこにあるのではなくて、

道をあるいていて何か小さな発見をした時のように、自分で意識してない

ときにやってきたりする。

 

あかんあかん。すっかり脱線した。

今日は、旅で出会うその土地の「日常」のようなものについて書きたかったのだ。

 

都市。田舎。

観光地。名もない村。

心地いい場所。過酷な場所。

 

旅で訪れる場所は常にうつりかわる。自転車旅だと結構変わる。

効率も良いとは言えないし、大変なことも多い。

けど歩みが遅く、あんまり効率的でないからこそ見えてくるものがあると思う。

 

今日は、友達のバックパッカー愛ちゃんが滞在していたホストファミリーの

お姉ちゃん(彼女もお姉ちゃんと呼んでいたので本名分からんまま)と再会し、

街を歩いた。

 

KOYOAKANと呼ばれる旧スペイン植民地時代にスペイン人が住んでいた

だいぶリッチな地域。今はこの地域に住む人にとっても憩いの場だし、

中世の雰囲気が残るどこを歩いても写真映えするし、オシャレなカフェなども

たくさんある街なので外国人旅行者もたくさん来ている。

 

今日はそこで出会った日常の風景をたくさん撮ったので、

多くは語らずとも写真を見てもらえば嬉しい。

僕はこれらの写真のような、日常の中でのちょっとした「動き」のような

ものが見える瞬間が好きだ。そんなときにシャッターを切るのが好きだ。

 

 

僕がネパールで企画からはじめたtabikiのtシャツが出来上がりました。
顔のつながる、思いのつながるものづくり。旅と教育に加え、ものづくりも思いと情熱を込めて。
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